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2006年11月28日 (火)

BHMに思う。

先日の記事では、自分のことばっかり書いたので(予想外にたくさんのコメントをいただき、びっくり)、ややタイミングを逸している感もありますが、バンドとしてのBHMについての感想も書きとどめておこうと思います。

結成の経緯などについては、Brenda@バンマスのブログに詳しいので、省略しますが、人選に関してはバンマスに任せっきりだったので、9月にメンバーが確定するまでは、ややヤキモキしておりました。
決定したメンバーの顔ぶれを見て、あぁ、これはいいバンドになるな、と予感できました。同時に、このメンバーだったら自分も相当がんばらんとあかんやん、というプレッシャーも感じたわけです。

9月下旬にメンバー決起集会を開き、モチベーションはあがりまくり。そしてBrenda☆night@BBA終了後、10月上旬に初めてスタジオで音を出したときに早くも「あぁ、これでOK」と安心してしまったり。
一般に言われることですが、バンドの骨格を形成するのはドラムとベースのコンビネーションです。これがしっかりしていないと、どれだけボーカル、ギター、キーボードなどウワモノががんばっても、ダメなバンドにしかならないと思っています。
ところが、リハ初日にして、まだまだ粗っぽくはあるものの、非常にs@moさん、てりいさんのコンビネーションがいい感じに仕上がってきました。てりいさんのハードヒッティングでぐいぐいバンドを引っ張るドラミングとs@moさんのどっしり落ちついたベースプレイ、キャラの全然違う両名が、いい感じのコンビネーションになっていました。確かにクィーンのリズム隊とは趣が違いますが、こういう勢いがあって、なおかつ重量感のあるリズム隊は、貴重です。今だから言えるけど、この時点で、バンドとしての成功を確信したね。同時に、「うわ、ちゃんと弾かんと負けてまう」と自分にプレッシャーがかかったのは言うまでもないですが。

その後、キーボードの前滝さんを迎えて、リハを重ねました。前滝さんのピアノプレイの美しさは以前から聞き知っていましたが、シンセを弾いても、すごくクリエイティブでアグレッシブなプレイをしてくれるので、ちょっと意外かつうれしかった。やはりギター一本では、演奏が寂しい部分が多々あったのですが、キーボードの加入で、ぐっとゴージャスさを増してねぇ。このように、リハを重ねるごとにどんどんよくなってくるのですが、それに比例して完成形のハードルがどんどん高くなっていきます。もうちょっとここをこうしたらもっとよくなる、あそこはああしたらいいんじゃないの、などと意見交換しながら、演奏を作り上げていく過程は、非常に楽しいプロセスでした。そんな中で、わたしの機材がインフレ的に増えていったのも、ある意味当然だったのかもしれません。

11月中旬のリハで、ほぼ演奏は固まって、最後は演出をどうするのか、が問題となりました。Brenda@バンマスが「我々のステージは、ただのクィーンのコピバンのライブではない。ひとつのロックショーであるべきなのだ」というコンセプトのもと、イタイMC(本人談)を考えてきました。確かに一見、イタイのですが、今回演奏する楽曲のイメージを最適に表現できる演出だったと思います。"Tenement funster"なんて、普通に演奏したら普通の曲だからねぇ。
そのあたりのバンマスのこだわりは、リハでも感じられました。それぞれの曲で、主人公になりきってキャラを変えて歌う、という七色ボイスの持ち主ならではの技を聞かせてくれました。

そして当日を迎えます。
当日の模様は、先日書いた通りなので、繰り返しません。とにかく燃え尽きました。
おかげさまで、いろいろな方々にほめていただいて、普段あまりほめられることがないので、たいへんありがたいことです。

"Brighton rock"を演奏する以上、ギタリストが目立ってしまうのは、しかたないことですが、あの無伴奏ソロに行き着くまでの展開で、徐々に盛り上げていく過程があって、初めてあの無伴奏が生きてくるわけです。そこに至るまでの、あの変則的なキメをびしっと決めてくれた強力なリズムセクションの役割は大きいです。ステディなs@moさんのベースに安心感を抱きつつ、ぐいぐいと演奏全体をドライブさせるてりいさんのドラムに煽られて、ギタリストのテンションが高まっていくのです。だから、リハのときは、テンションがあがらないと、ダメダメなソロしか弾けず、バンマスを不安のどん底に突き落としていたのは今だから書ける(^^;

それと、ラストのBRの直前、"Lily of the valley"で耽美なフレディの世界を表現してくれたBrenda@バンマスと前滝さんの見事な歌唱、演奏(さらに抑制されたリズム隊の演奏)があってこそ、その直後のブライアンのハードな世界が際立って盛り上がっちゃう、って感じだと思います。
さらに、BR前のバンマスのMC。もう客席が水をうったかのように静まり返っていて、うれしかったなぁ~。「つかみはOK!」って感じでした。

ありがたいことに皆さんに今回の演奏が評価いただけたのも、バンド全体で、あの絢爛で豪快なクィーンの世界を表現しようと意識を統一できたからだと思います。
それから、無伴奏ソロ演奏中に、ステージ上の音はギターしか聞こえない中、客席からの声援がよ~く聞こえて、それでまたアドレナリンが放出されて、自分自身の実力以上の演奏ができたのではないかと思います。

そんな訳で、今回、個人的には、RAGのクィーンイベントの引退を飾るにふさわしいパフォーマンスができたのも、熱意と技術に溢れたバンドメンバーたちと、熱い声援をくださったお客さま皆さんのおかげと、この場を借りて御礼申し上げます。
ご声援ありがとうございました。

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コメント

こんにちは。

↓この動画、ブライアンが弾くと9Vのミニアンプでも「ブライアンメイの音」になってます。
http://www.youtube.com/watch?v=24V21w0VgzY

これって多分、エフェクターは無しのシールド1本ですよねぇ。

投稿: マット | 2006年12月20日 (水) 22時28分

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